“認知症予防資格”とは

高齢者のうち約15%(高齢者の約7人に1人)が認知症と診断され、その数は、およそ462万人といわれています。
認知症は、誰もが発症する恐れのある疾患であり放置すると進行して症状が悪化するため、その予防と早期発見が重要です。「認知症予防支援相談士」資格は、高齢者やその家族に認知症予防への関心を高め、予防の知識と必要性を多くの人に理解していただくことを目標にしています。

予防活動を通して地域社会や職場活動の支援者、または、相談者としての役割を担っていただきたいと考えています。

認知症予防資格はこんな方へ

認知症予防を学び、資格を取得された多くの方は、現在、予防活動を通してご家族や地域のコミニティ、自治体での活動、または医療、介護施設など、高齢者のために多くの場所で活躍されています。受講資格に制限はありません。「ずっと笑顔でいてほしい」「力になりたい」、

認知症予防に関する
3つの「認定資格」

認知症予防支援相談士

認知症予防の専門知識の習得と相談士の資質向上を目的に、評価・認定をする認定資格です。認知症予防活動を通して地域社会活動の支援者や相談者としての活躍が期待されています。

認知症予防
食生活支援指導員

認知症の予防を目的とする「食生活改善」の知識と理解を習得し、予防活動を通して、高齢者の健康維持のために、地域社会や職場で活躍する支援指導員です。

認知症予防
音楽ケア体操指導員

音楽ケア体操指導員は、地域社会や職場、並びに福祉分野において「音楽ケア体操」を普及し、幅広く活躍が出来る指導員の養成と専門資質の向上を目指します。

人生100年時代、認知症予防の
さらなる普及を目指して

急増する認知症の新たな対応施策として、従来の「早期発見、早期治療」から、現在は「症状の初期段階からの予防支援」「発症する前の予防」を中心とした予防対策に重点がおかれています。認知症の予防対策としては、適度な運動やバランスのとれた食事が、認知症予防だけでなく健康を維持するうえで重要といわれています。しかしながら、認知症予防の専門知識や技術をもった人材が不足しており、予防対策を実施していくには、地域社会活動において支援者や指導者、相談者の育成が急務となっています。本認定資格は、専門職の人材を育成し、それらの専門職の地位の向上と資質の向上を目的に、その知識やスキルを評価し認定する資格です。